米国会社四季報を購入しました。
米国会社四季報2018秋冬号を購入しました。
本当は緑本(ジェレミー・シーゲル氏の「株式投資」)を買おうと思って新宿紀伊国屋に行ったのですが、なかったのでこっちにしました。
以前から読んでみたいとは思っていましたが、とっつきにくいのでもっと後でいいかなと思い敬遠していました。今回が初めての購入です。
しかし、読んでみると面白いですね。
いろいろな気付きがあります。
書かれている情報のほとんどは証券会社のHPなどネットで入手できる情報がほとんどだと思いますが、レイアウトが見やすいためか、もしくは紙だからなのか、これまではあまり注目していなかった情報に目が行きます。
例えば、保有ブランドです。
「あ、このブランドはこの会社のものだったのか!」
という気づきが既にいくつもあります。
P&Gやジョンソン&ジョンソンなど、自分の保有銘柄の商品が自分の生活に溶け込んでいることを確認できて、少し安心しました。
店頭で社名を全面に出すことはないので普段は気づきにくいですよね。
ちなみに、具体例はこんな感じです。(米国会社四季報から抜粋)
P&G
アリエール(洗剤)、ファブリーズ(消臭剤)、パンテーン(ヘアケアシリーズ)、SK-Ⅱ(機能化粧品)、パンパース(ベビー用品)、ジレット(髭剃り)
ジョンソン&ジョンソン
バンドエイド(絆創膏)、リステリン(口腔ケア)、インボカナ(2型糖尿病治療薬)
また、同業種内での時価総額と売上高の順位が記されているため、業種内での位置づけが分かります。
そして、投資に関するアイディアも湧いてきました。
例えば、業界内での売り上げの順位と時価総額の順位に差がある場合です。
時価総額の順位が売上の順位程高くない場合、その理由が長期的に影響する理由でなければ、割安銘柄と判断できるのではないでしょか。
一例を挙げると、プレデンシャル・ファイナンシャルという保険会社は、業界内売上順位が2位なのに、時価総額は5位と低迷しています。
しっかり売り上げをあげているのに株式市場では低く評価されている状態です。
2014年以降はしっかり利益を上げています。
予想PERは8.02と明らかな割安水準です。
予想配当利回りは3.69%です。
保険金支払いが多く利益を圧迫するとか、減税の恩恵がないとか、割安に放置されているそれなりの理由があるようですが、保険の受注状況は堅調なようです。
もちろん、これらの情報も四季報に書かれています。
個人的には保険自体がしっかり利益が出るように設計されていれば、いずれ確実に儲かるものと思うので、一時的な保険金支払いや減税の恩恵などは気にしなくていいと思います。
日本では知名度のない会社なので少し不安ですし、実際に投資するかどうかを決めるにはもっと調べる必要がありますが、新たな投資先の候補です。
この米国会社四季報のお陰で、これまで注目していなかった企業に注目したり、比較検討する際の新しい視点が得られました。
ただ難点もあります。
それは、いつまでも見ていられるので時間がいくらあっても足りないことと、目移りして銘柄を絞り込めない事です。
気になる会社のページにポストイットを貼っていったら、半分くらい読んだところで34個も貼ってしまいました。既に保有している銘柄以外で34銘柄です。
到底しっかりと調べきれる数ではありません。
配当利回りとか利益とか、そこそこ厳しめに選んだつもりなのですが、もっと絞り込まないといけません。
あ、なんかアイディアが湧いてきました。
とりあえず、スリーエムを調べようかしら。
スリーエム:ポストイットなどで知られる化学・電気素材を各とした多角経営会社
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