イトの米国株日記

サラリーマン技術者が米国株に投資します

投資家が12月にすべきこと

12月は投資家にとって大切な月です。

それは、12月が税制の区切りの月だからです。

NISA購入枠の活用、ふるさと納税の活用、支払う税金の調整、これらは全て12月です。

資産の最大化を目指すなら、これらの機会をきっちり活かすべきです。

 

・NISA枠の使い切り

NISA枠は120万円、つみたてNISAの場合は60万円が1年間の購入枠です。

翌年移行に持ち越せないため、12月でしっかり使い切らなければもったいないです。

 

私の場合はNISA枠を使ってHDVとVOOを定期購入しているので、これらで余りが出ないように調整します。

 

私が利用しているSBI証券では、NISA枠ぎりぎり注文という機能があり、NISA利用可能枠が定期買付金額または株数以下の場合、注文株数を引き下げて買付を行い、NISA枠を使い切ってくれます。

 

この機能を単価の安いHDVで使用して購入予定額をNISA枠よりも少し多めに設定しておくことで、株価の変動に左右されずにNISA枠を使い切るつもりです。

HDVの単価は現在日本円で9,000円くらいなので、NISA枠の余りはこの金額以下に抑えられます。

 

・損益通算を考慮した税金対策

株式投資による損益は通算することができます。(NISA、つみたてNISA除く)

 

例えば、今年確定している利益が100万あり、かつ、含み損50万の銘柄を保有しているとします。

このまま何もせずに12月が終わると、確定利益100万円に対して20%の税金が課されるため20万円を税金として納める必要があります。

 

こういう場合に、12月中に50万円の損を確定させると、通算利益50万円(100万-50万)となり、税金は10万円(50万円×20%=10万円)で済みます。

 

同じ損切りでも、利益がでた年に行うのと、利益のない年に行うのとでは税金の支払い総額が変わるということです。

 

今は含み損だけど今後上がると信じている銘柄の場合は、一度売却して後日買い戻すことで同じ効果が得られます。

ポイントは、売却した翌日以降に買い戻すことです。

同日の売り買いではNGなので注意してください。

この場合のデメリットは、売り買いの間に株価が上昇した場合はその分を機会を逃すことと、売買手数料がかかることです。

これらのデメリットよりも支払う税金が安くできるなら実行すべきでしょう。

 

ふるさと納税を活用した税金対策

ふるさと納税とは、地元や応援したい自治体に寄附ができる制度です。

寄附した金額のうち2,000円を除いた分が、翌年の所得税、住民税から控除されます。(上限はあります。ふるさと納税サイトなどで試算できます。)

また、返礼品として地元の食材や名産品などのお礼を貰えるのでお得です。

 

利益という点で言うと、ふるさと納税制度は事実上2,000円で返礼品を貰える制度であり、活用しない手はありません。

貰える返礼品は、最近過熱し過ぎということで総務省が抑える方向に動いていますが、それでも返礼品により2,000円以上の節約もしくは楽しみを得ることは確実に可能です。

 

場合によっては確定申告が必要となり少し手間ですが、確実なメリットが見込めます。

年ごとの収入により、寄付額の上限が決まるため、12月末までに限度ギリギリまで寄附を行って、返礼品を貰うのが良いでしょう。

 

個人的には税金を納める場所を自分で選べるというのがポイント高いです。

税金は自分の役に立ったと思える自治体、応援したいと思える自治体に納めたいです。

たまたま会社が近いから住んでいるだけの自治体に、黙って納めるというのはあまり納得いきません。

 

 

このように、NISAなど投資を促進する制度や、ふるさと納税の様な税制について理解を深めて行動すれば、利益の拡大に貢献します。

 

日本の税制は複雑で面倒臭いのですが、勉強してうまく申請すると、メリットを享受することができます。

 

ぜひとも勉強して、しっかり活用しましょう!

 

 

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