銘柄選択は自分の判断で
昔からですが、「誰々がこの株を買ったから自分も!」という考えで投資銘柄を決定する方がいます。
特に最近はブログなどで保有銘柄を公開されている投資家も多くいるので、参考となる情報があふれかえっている状態です。
特に有名なのは、ウォーレン・バフェットの投資銘柄を参考にする人たちです。
ウォーレン・バフェットの保有銘柄はバフェット銘柄と言われ、それだけで長期投資する価値のある銘柄の様に言われます。
ウォーレン・バフェットの運用成績は神がかっているので、マネしたくなる気持ちはよくわかります。
しかし、リスクを負うのは自分自身なので、自分の判断で購入を決めるべきです。
また、株を購入する時には、なぜ買ったのかを明確にする必要があります。
株価の上昇に期待したのか、配当の高さに惹かれたのか、など判断基準とその後のシナリオを明確にしておかないと、適切なタイミングでの売却もできません。
例えば、短期間での株価の上昇を期待して買ったのなら、予想外に株価が下落した場合は売却するべきでしょう。
売却して損失を確定するのは勇気がいりますが、その銘柄に対する貴方の予想は当たらないのですから、いったん売却してまっさらな状態にしてから検討しなおさないと判断を誤ります。
人は自分の持っている銘柄に対してはイーブンの状態で考えることは難しいものです。
下落した場合でも、つい「長期的には上がる」という期待を込めて含み損を抱えたまま持ち続けてしまいます。
短期的な予想をしてその予想は外したのに、その失敗を認めることなくずるずると持ち続けてしまうのです。
もちろん、こうすることで再度値上がりして利益を得る場合もあるでしょう。
しかし、再現性はありません。
なぜうまく行ったのかが不明確なので、自分のノウハウが蓄積しないからです。
失敗を認めることは難しいことですが、それこそが経験で、それこそが成長につながるものと考えています。
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