景気先行指数(2019年12月)
1月23日に2019年12月分の米国景気先行指数が公表されました。
結果は、前月比-0.3%です。
下記が景気先行指数です。
コンファレンスボードのHPから入手できた分をグラフ化しました。
コンファレンスボードHP
https://www.conference-board.org/
青の縦棒は景気先行指数の前月比増減率、赤線は増減率を半年分移動平均したもの(MA6)、オレンジは積算したものです。修正値は反映していません。
急に悪化した印象です。
6カ月移動平均線はゼロのままですが、来月大幅な改善が見られなければマイナスに転落するでしょう。
景気の先行きに不安を感じます。
最高値の更新を続ける株価ですが、数か月後には荒れ始めるかもしれません。
最近はブレグジットも米中貿易摩擦も改善に向かっているところですが、ここにきて中国発の新型肺炎という新たな不安要素が発生しました。
武漢およびその周辺で人の流出入を制限するなどなりふり構わず封じ込めに動いていますが、万が一長引いで中国の成長率に陰りがでるようなことがあれば、全世界的に株安傾向となる可能性もあります。
個人的には、それほど長引くことはないだろうと考えていますが、中国政府の発表する情報が信用できない以上、予断は挟まないほうが良いでしょう。
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