景気先行指数(2019年6月)
7月18日に2019年6月分の米国景気先行指数が公表されました。
結果は、前月比-0.3%です。
下記が景気先行指数です。
コンファレンスボードのHPから入手できた分をグラフ化しました。
コンファレンスボードHP
https://www.conference-board.org/
青の縦棒は景気先行指数の前月比増減率、赤線は増減率を半年分移動平均したもの(MA6)、オレンジは積算したものです。修正値は反映していません。
前月比-0.3%は2012年6月以来の悪い数値です。
景気先行指数なんてテレビで取り上げられることはあまりないマイナーな指数なのですが、WBSで取り上げられていました。
そのくらい悪いです。
米国の実体経済はよくわからないですね。
失業率も低いままだし、企業業績もそれほど悪いニュースはないにもかかわらず景気先行指数は悪いです。
一般的に、景気先行指数は景気の山に対してはは約9か月、谷に対しては約4か月先行すると言われています。
なので、下落基調(赤線)がこのまま低下を続けるのかどうかが、今後の景気を占ううえでは重要です。
このまま低下を続けてゼロを下回るようだと、半年から1年くらいでリセッション入りがあるかもしれません。
FRBによる予防的利下げや、大統領選挙に伴う景気刺激策などで上昇に転じるのか、それともこのまま下落し、リセッション入りをして絶好の買い場を提供してくれるのか、どちらにせよ楽しみです。
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