イトの米国株日記

サラリーマン技術者が米国株に投資します

過去に試した投資手法

私は2008年から株式投資を始めて、さまざまな方法を試しています。

 

その時々の想いとか自分との相性を考えながらいろいろな手法を試しましたが、正直うまく行っていません。

 

これまでの手法を反省し、これからの方針を出すために振り返ってみたいと思います。

あくまで私個人の試行錯誤(七転八倒?)のまとめですが、みなさんの投資手法の参考になれば幸いです。

私と同じような失敗をしないように祈ります。

 

過去の投資手法を簡単に年表にまとめるとこんな感じです。

 

    <期間>    <戦略>

①2008~2011年  中長期、株主優待狙い

②2012~2013年  スイングトレート

③2014~2016年  システムトレードデイトレード

④2017~2018年  高配当株

⑤2018年~      米国株、長期投資

 

①2008~2011年 中長期、株主優待狙い

投資を始めた当初は、長期間保有できる有名銘柄や、株価が上昇しなくても株主優待という楽しみが得られる銘柄を好んで保有していました。

トヨタ自動車とか全日空とかを購入しています。

 

このころはリーマンショックによる暴落が底を打つかどうかの頃で、利益を出している企業の株も低くなっており、今振り返るとものすごい買い時でした。

このころにたくさん買い集めて保有し続けておけば大抵の銘柄は数倍の上昇していたでしょうが、それほど資金力がなかったことと、長期保有で利益を得られる自信がなかったため、数か月で売却してしまいました。

 

株主優待目的では主に全日空株を保有しており、実家に帰省するために乗る羽田⇔鹿児島間の航空券代を全日空株主優待を活用して半額で購入していました。

LCCがまだ多くない時期だったので、お得感のある優待でした。

 

記録の残っている2010年は80万円のプラス、2011年は10万円のマイナスですから、成績はほどほどです。

 

②2012~2013年 スイングトレート

しかし、中長期投資では短期間で大きな利益を狙えないことと、売り買いの回数が少なく退屈なことから、投資期間を短くしたスイングトレードにも手を出し始めました。

ニュースや雑誌などで旬の銘柄を探し、みんなが注目している銘柄を短期間で売買することを繰り返しています。

バイオ系とかですね。

売買履歴を見ると、同じ銘柄を数日で売り買いしているのが確認できました。

信用取引も使うようになっており、年間の売買金額が2億円とかになっています。

 

2012年は20万円のマイナス、2013年は60万円のプラスなので、悪くないように見えますが、信用取引というリスクを負って得た収益にしては少なすぎます。

取引回数も多いので、証券会社に支払った手数料もバカにならず、収益と同等程度です。

 

③2014~2016年 システムトレードデイトレード

 大学の後輩がやっていると聞いてシステムトレードに手を出し始めました。

仕事が忙しくなり株式投資に時間を割けなくなったので、自動的に判断したいと考えたのも理由です。

自分で試行錯誤して戦略を組み立てるのは面白く、休みの日はこれに没頭しました。

仮説を立てて戦略を組み立て、過去のデータで検証して実践に投入する。

ある種のゲーム感覚で楽しいものでした。

 

一方で投資判断を機械任せにするのはつまらない部分もあるので、有給をとって会社を休んだ時はデイトレードに手を出すようになっていました。

これもゲーム感覚で楽しいものでした。

 

2014年は15万円のマイナス、2015年は40万円のプラス、2016年は15万円のマイナスです。

トータルではギリギリプラス収支ですが、この時期も証券会社に支払った手数料は収益の数倍に上ります。

あと、システムトレードのソフト「イザナミ」や売買ルールを購入しており、これらに20万円くらい使っているので、全部含めるとマイナス収支ということになります。

 

イザナミは直感的に売買ルールを組めて検証結果も見やすいので使いやすいソフトですが、システムトレード自体が私の性格には合わなかったように思います。

 

システムトレードでは考えた売買ルールがどのくらい利益を出すか、過去の株価データでシミュレーションを行いますが、売買回数が多くないと精度が上がらないため、短期売買になりやすい傾向があります。そのため、手数料は高くなりがちです。

また、その企業が何をしている企業なのかは全く考慮されないため、何をしているのか知りもしない企業に投資することになります。

そういう点が私には合いませんでした。

 

④2017~2018年  高配当株

仕事が更に忙しくなり、株式投資のことを考える余裕もなくなってきました。

そこで、売り買いをしなくても収入を得られる高配当株に興味を持ち始めました。

システムトレードは結果が思わしくなかったので、ほとんど手を付けていません。

 

このころ取引回数は急激に低下します。

2016年は200回近く売り買いしていたのに、2017年は7回です。

高配当株に興味を持ったものの、買いたいを思える銘柄にはほとんど出会いませんでした。

配当が特定の月に集中しており、タイミングを逃すと配当を得られないことも大きな理由です。

幸いなことに、2017年はJR九州のIPOに当選したりして、5万円の利益をだしています。

 

⑤2018年~ 米国株

そして今は、米国株をメインに据えようとしています。

日本株で高配当を狙うのが難しいと感じたため、米国で探している感じです。

きっかけは先日書いたバフェット太郎さんの著書です。

何十年も増配を続ける企業が多数あり、日本株とは比較にならないほど魅力的な企業がたくさんあることに気づかせてもらいました。

配当が年4回に分散していることも、購入のハードルを下げてくれています。

 

 

こうやって書くと、いろいろと手法を変えています。

こんな私が本当に米国株式で長期投資ができるのか、我ながら少し不安になりました。

 

次回、これまでの振り返りを元に、今後の方針が本当に米国株、長期投資で良いのか検討してみます。

  

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