景気先行指数(2020年4月)
5月21日に2020年4月分の米国景気先行指数が公表されました。
結果は、前月比-4.4%です。
下記が景気先行指数です。
コンファレンスボードのHPから入手できた分をグラフ化しました。
コンファレンスボードHP
https://www.conference-board.org/
青の縦棒は景気先行指数の前月比増減率、赤線は増減率を半年分移動平均したもの(MA6)、オレンジは積算したものです。修正値は反映していません。
先月に引き続いて酷いグラフになっています。
先々月までのグラフ↓と比べると、同じものを表しているとは思えません。
通常は±0.5の範囲にほとんど入るのに、その十倍近い数値です。やはり異常ですよ。
各国で非常事態宣言の解除が進んでいるので、これから経済の復活が始まるでしょうが、第2波への警戒があるために回復スピードはゆっくりしたものになると予想しています。
アメリカでは失業者が1千万人以上増えているので、これらの人が新たに職を得なければ個人消費が以前と同様のレベルまで復活することはないでしょうし、企業もそれを考慮して新規投資と雇用には慎重にならざるを得ません。
コロナ後の世界がどう変わるのか、明確なビジョンを得て自信をもって投資できる起業家は多くはないでしょう。
企業が安心して投資・雇用を増やし、個人が安心して消費を増やすには十分な量のワクチン確保が確保できる必要があります。
少しでも早い有効性確認と承認が待たれます。
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