景気先行指数(2020年3月)
3月19日に2020年2月分の米国景気先行指数が公表されました。
結果は、前月比-6.7%です。
下記が景気先行指数です。
コンファレンスボードのHPから入手できた分をグラフ化しました。
コンファレンスボードHP
https://www.conference-board.org/
青の縦棒は景気先行指数の前月比増減率、赤線は増減率を半年分移動平均したもの(MA6)、オレンジは積算したものです。修正値は反映していません。
なんと言うか、ヒドイですね。
60年ぶりの大幅下落らしいです。
今回の下落率が突出し過ぎていて、グラフとしては役に立ちません。
過去18年分を集計していますが、それらが誤差と思えるくらいの下落率です。
ちなみに先月のグラフは↓です。見比べても縦軸が変わり過ぎて同じものを表しているとは思えませんね。
今回の景気先行指数を見るまでもなく、今後景気が後退局面に陥るのは間違いないでしょう。
景気が回復するには、コロナウィルスの安心感ある撲滅に加えて、失業率の低下が必要です。
それには治療法の確立と十分な量のワクチン確保が必要なので時間がかかります。
更にアメリカでは新規失業者数がここ2カ月で1000万人も増えるなど異常事態です。
これらの職を失った人たちがある程度再就職できるまでは、消費行動がもとの水準に戻ることはないと考えています。
そのため今回のコロナウィルスによる経済の停滞、景気後退は少なくとも1年は引きずると考えています。
▼ランキングに参加しています。
関連記事